- 都会の華やかな私立大学とは真逆の地方国立大学の地味な経済学部を出た私。海外取引や海外出張に憧れながら悶々とした就職活動の果て、田舎学生がファッション業界の端くれ専門商社に勘違いして入社してしまった。
- 私の担当は、完全な国内取引でアパレル会社に洋服生地を売り込む営業。主な商談相手はマーチャンダイザー、デザイナーと呼ばれる業界で生き馬の目を抜く人々。田舎者の私は全くファッションに疎く、当然センスも無い悲惨な状況。そんな、田舎者営業が、最先端ファッション業界で生き抜くデザイナーに1年先、1年半先に流行するであろう洋服の素材を提案するという仕事。皆さんも想像するだけで青くなるというか、イターいイメージが湧いてきますよね。 みなさんならどうします?
その痛々しいまでのビハインドの中、女性ばかりで埋まったデザイナールームに飛び込み営業のように突撃。現在の私からすると羽交締めにして、床に叩き付けたくなる。
商品知識不足、業界知識不足、営業戦略欠如。無いもの尽くしで、竹槍でB29を撃ち落としにいくアホな営業。絶望の淵にどっぷり浸かった男。「頑張れば報われる」という精神論が通用しない。
Beach Head戦略 思い立ったのは、ノルマンディー上陸作戦ではないが、敵城に自分の小さな領地(話を聞いてくれる味方)を作ること。商品知識や業界知識は一日で見にに着かない。確り知識を身に着けや妥当な戦略を立てられるまでの時間稼ぎと情報収集の拠点が必要。各デザインルームに少なくとも1人は、親しく挨拶したり、冗談をいえる若手のデザイナーや社員さんを作り出し、取引先の非公式な情報を含め社内情報を探る。勿論、製品展開などの話だけではなく、キーパーソンのプライベートな情報や、好みの音楽や趣味まで。 正面突破の営業は、上司や自社の商品部門の人間を巻き込んで実行するが、商談の機微を分けるのは、Beach Head戦略で得た情報だったりすることも。本当に必要な情報、商品をタイムリーに提供するのは、お客様にとっても大きな利益につながる。知識で勝てない自分は、情報のハブとなり、組織間のパイプ役(実際には使い走りにしか見えてなかったでしょうが。。。。(-_-;)
まだまだ、作戦は序の口なり。

